弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

二弁フロンティア2017年7月号 時間外、成年後見

・残業代請求事件対応の基礎と最新実務~労働者側から~

・東京三会合同研修会「成年後見実務の運用と諸問題」

河合隼雄「河合隼雄の幸福論」

幸福であると感じるための条件は、将来に対して希望が持てる、自分を越える存在とつながっているあるいは支えられていると感じることができるという二点。個より普遍に至る道がある。感情の火を適温に保つ。幸福は副産物。

 

河合隼雄の幸福論

筒井功「日本のアジールを訪ねて 漂泊民の居場所」

おおざっぱにはいわゆるサンカの系統の本ですが考察部分のサンカ批判はネチネチしているのでスルー。事実部分を興味深く読みました。

日本の「アジール」を訪ねて: 漂泊民の居場所

丸谷才一「笹まくら」

本当に「打ちのめされるようなすごい本」でした。

思考どおりに流れる文体と自在な回想が保坂みあり。戦中の明るさと戦後の冥さ!こまかな描写の昭和感!とにかくうまいしすごい、打ちのめされるというとおり!

笹まくら (新潮文庫)

ジェイムズ・P・ホーガン「創世記機械」

電気羊のあとに読んだのでよけいにやっぱりこういうのが好きだと思った。ホーガンならではの読み味の良さを指摘している人が多いけどほんとにそう。

創世記機械 (創元SF文庫)

フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

SFはライトノベル系が地雷でしかし選ぶ眼がないので何をよんでよいかわからず、とりあえず古典を読んでみようと思っててきとうに。しかしホーガンの後には薄すぎで、書き割りの舞台の悪い夢のようというか、わたしはこういう視野狭窄モノローグ暴走系はいまいち。神林も一部こういうのあるけど。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))