前に失踪日記本体も読んでいたのだけどここには書いてなかったですね。おもしろくて一気読み。
ちなみに私はずっと機会飲酒の人になりたいと願ってたのですがそれがこのごろ叶いつつあり、何でもないときに家では飲まない日々となってます。カフェインを断ったのも2年前のこの時期からで、季節の変わり目の体調の谷でこういうことになるのであって、意志の力などではなく、単に身体が弱ってきてるというだけかも。
前に失踪日記本体も読んでいたのだけどここには書いてなかったですね。おもしろくて一気読み。
ちなみに私はずっと機会飲酒の人になりたいと願ってたのですがそれがこのごろ叶いつつあり、何でもないときに家では飲まない日々となってます。カフェインを断ったのも2年前のこの時期からで、季節の変わり目の体調の谷でこういうことになるのであって、意志の力などではなく、単に身体が弱ってきてるというだけかも。
「医者や薬は助けてくれるだけなんだ。自分自身がうつを治すんだ。風の音や花の香り、色、そういった大自然こそうつを治す力で、足で一歩一歩それらのエネルギーを取り込むんだ」
「教誨師」の、「原爆供養塔」の、「死刑の基準 永山裁判が遺したもの」の、堀川惠子さんとくれば間違いはないのですが、どうもちょうど脳が弱っていたタイミングだったし、タイトルや見た感じでは読もうかと思えず、しかし必読という強いプッシュを受けて読んだらやっぱり必読の書でした。
戦時中の作家への弾圧は知ってる気がしてましたが、演劇界への弾圧、戦争利用がどうだったか。投獄されてた者は戦後に出てくれば身綺麗ですがそこまでいかず生き抜いてきた者の背負った業。あと一歩の終戦まで生き抜けなかった者の悲惨さ。
こんな時代だからとかそんな大仰なことはあれなのですが。うもれた歴史がすぐれた作家によってこうしてまとめられ残されることの幸運、読めることの幸運を考えると、広く読まれてほしいのです。