二弁フロンティア2018年10月号 成年後見
「成年後見実務の運用と諸問題」
死後事務、永代供養、報酬支払いのための預貯金払戻許可(相続財産の保存に必要な行為該当性)、相続人による閲覧謄写への対応、など。
俵万智「牧水の恋」
歌人って…残された歌をみれば我ながら考えればわかりそうなものとは思いつつも、こんなにも自分の色恋をリアルタイムに歌として雑誌に発表してるのがまず驚き。プライベート筒抜けじゃないですか。相手の身にもなってくれ。小枝子さんはそういうのどうでもよさそうでそもそも歌の価値もわからないらしかったのが幸か不幸か。そして妻への口説きの手紙の濃さ!これは文学少女はイチコロなんでしょう。妻のことも美しく歌にしてあげてたんでしょうか、そうであってほしい。
そしてあれらの名歌がこんなに月並みっぽい普通の色恋の背景から生まれたとは。初恋にしてこの泥沼っぷり…恋に恋してるだけの脳天気な時期から、じらされて、得たと思ったら悩まされ翻弄され…というのは牧水側の視点であって、裏返して見れば牧水のダメ人間っぷりひどい。こんなにも生活力がなくてこんなにもロマンチストな男、うわぁ…イヤだ。
しかし体当たりインタビューで記録を残して関係者の死後に公表した弟子の大悟法氏の使命感も立派。そうさせるだけの牧水の歌のすごさでもあり。
中井久夫「こんなとき私はどうしてきたか」
治るとは病気の前よりよくなること
プロ的エレガンス
きみも大変だね。ほんとうは大丈夫なんだよ
弓は満々に引き絞って放つ
暴れるのはエネルギーがないから
疾病利得 せっかく病気をしたのだから少しはいいこともなくちゃ
「次の患者が待っているから立ち直れるのだよ。でも最低40日はこたえるよ」
一見無駄に見える、あるいは空しく見えるような努力がずっと後でみのっている可能性がある
現状維持がすでにメリット。改善はボーナス
後書きで、若書きだったように振り返っていることも含めてあじわいぶかい。若さの勢い?で書き残してくれたことのありがたみあります。