弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子(ラベンダー法律事務所)の読書日記

雑誌

判例時報2364号 養育費増額

東京高裁平成29年1月9日決定 裁判離婚後の養育費について、養育費の増額と終期の延長(所属高校の系列大学に進学が確定していると主張して)を求めた前件審判(高校2年時申立→3年時審判)で養育費の増額のみ認められ、その後、大学入学後に、学費の分…

二弁フロンティア2018年6月号 労働

業務妨害に関して衝撃的なことが書いてありました…。 野川忍「近時の労働判例の動向と分析」

金融法務事情2089号 遺言執行、信託、財産分離

・中田朋子「相続法改正により遺言執行・遺言作成はこう変わる」 相続法改正の実務への影響がまとめられています。改正前でも活きる技(成書でここまで書かれるのは見たことないような!)がふんだんに紹介されています。 ・渋谷陽一郎「金融機関からみた民…

判例タイムズ1446号 移送、子の引渡、養育費減額、子の監護引渡保全処分

・「民事訴訟法17条に基づく移送について 要件・考慮要素の検討を中心に」 移送は判断ぶれるときある感じがして見通しつけづらい印象があります。何か戦うときにつかえそうです。 ・最高裁平成29年12月5日決定 協議離婚で親権父となったが母が4年間…

論究ジュリスト25号 調査嘱託

「現代における裁判所の情報収集や裁判のための証拠等収集の在り方をめぐる問題」 インターネットの利用について。なんとなく議論がうまくかみあってない感。 調査嘱託について、出す側の立場を裁判所が比較衡量しているのかどうか? なんかそういう明示の利…

二弁フロンティア2018年5月号 就業規則

「就業規則の作成・改定を依頼されたときに役立つ労働法関連知識」

金融法務事情2088号 自筆証書遺言

東京地裁平成29年9月13日判決 姪に「すべてをまかせる」とした遺言で、姪の名に訂正があるが方式履践されていなくても、遺産全部の姪への遺贈として有効とした判決です。

金融法務事情2087号 倒産法

座談会 5つの重要倒産裁判例で考えるその射程と今後の金融実務 破産手続における開始時現存額主義と超過配当(最判H29.9.12)、無償行為否認の要件(最判H29.11.16)、第三債務者のさらなる弁済に対する偏頗行為否認の要件(最判H19.12.19)、自動車所有権…

調停時報199号 調停技法

・中川寬道「先輩からの戒め」 味方と思ってもらう必要はないが、敵ではないと思ってもらう必要はある。 絆を作るべきではないが、信頼関係は築かなければならない。 正否の判断は棚上げして、「相手と折り合えてあなたの望みがかなえられればいいね」くらい…

NBL1119号 裁判IT化

「IT化による民事裁判の未来像」

NBL1117号 民法改正、システム開発

・「鼎談 改正民法の実務的影響を探る 定型約款」 定型約款に該当することのメリット→変更ルールの適用でデメリットはないはず。定型約款の該当性を限定的に解釈して従来の約款法理の世界に戻っていくのは残念。 ・「座談会 システム開発取引はなぜ紛争が絶…

ジュリスト1516号 民法改正

「民法改正と不動産賃貸借法 賃貸不動産の2つの側面を手がかりとして」 賃貸人の地位の移転と敷金の継承

NBL1116号 民法改正

「民法(相続関係)等の改正に関する要綱案」の概要

判例タイムズ1445号 間接強制、転落と施設の瑕疵

・東京高裁平成29年2月8日決定 審判で命じられた面会交流の不履行につき1回100万円を命じた原決定を変更し、30万円とした高裁決定です。抗告人(父)の年収は2640万円、子は13歳です。 ・東京地裁平成29年2月15日判決 グループホームの…

判例タイムズ1444号 説明義務

東京地裁平成29年2月9日判決 インプラント治療の説明義務違反を否定し、治療終了を通告して診療を拒否したことの正当な理由があるとして歯科医師の損害賠償責任を否定した裁判例です。正当な理由に関する事情として、患者の暴言、治療の進捗状況(最終段…

金融法務事情2085号 家族信託

渋谷陽一郎「民事信託と成年後見の選択と認知症対策」 民事信託、いわゆる家族信託が万能のように売り出されている向きがありますが、「民事信託の利用は、後見制度を不要とするような魔法の杖ではない。」 メリットデメリット、制度間の調整策など。

金融法務事情2084号 改正民法

民法(債権法)改正の要点 金融実務に関連する項目を中心に

ケース研究331号 遺産分割、面会交流

・片岡武「遺産分割調停運営における留意点」 特に、調停に代わる審判を利用する場面と、そのときの当事者への説明事項。不成立にするために必要なプロセス。 ・小澤真嗣「両親間の暴力や高葛藤が問題となる面会交流に関する米国の最新の研究と実践」←これ、…

家庭の法と裁判13号 面会交流、宝くじと財産分与

・窪田充見「面会交流の現状と課題」 フラットに見た現状と、原則例外という判断プロセスへの問題提起です。 原則例外という判断構造において、子の利益は十分に反映されているか? 「子の福祉を害する特段の事情」、「子の利益に直接かつ明白に反し子に有害…

金融法務事情2086号 所有権留保

印藤弘二「倒産手続における自動車所有権留保の取扱いに係る新判例 最一小判平29.12.7と残された課題」

論究ジュリスト24号 現行民訴法20年

・垣内秀介「民事訴訟の審理をめぐる問題状況」 集中証拠調べ、集中審理、計画審理 ・武藤貴明「裁判官からみた審理の充実と促進」 ・大坪和敏「弁護士からみた審理の充実と促進」 ノン・コミットメントルールには意味がない? ・勅使川原和彦「控訴審・上告…

判例時報2355号 建物明渡と遺留分と価額弁償、面会交流の間接強制、求人票と労働契約不利益変更

・東京高裁平成28年6月22日判決 受遺者が遺留分権利者の占有する建物の明渡を求めた場面で、価額弁償を条件として建物明渡を認容すべきものとして、請求棄却の原判決を変更した高裁判決です。原審は遺留分侵害→占有者は遺留分減殺で共有持分有する→棄却…

判例タイムズ1443号 代襲と特別受益

福岡高裁平成29年5月18日判決 被代襲者の特別受益は代襲相続人の特別受益。推定相続人でないときに贈与を受けた者が後に代襲相続人となった場合は特段の事情がない限りその贈与は特別受益には当たらないが、本件では特段の事情あり。

ジュリスト1513号 働き方改革、債権法改正

・座談会「働き方改革と人事管理のこれから」 無期転換、同一労働同一賃金、労働時間規制について実情がわかる座談会です。 ・不動産法の最前線「賃借人の債務保証の現代的問題」 特に、債権法改正、根保証規律がかかることについて。

判例タイムズ1441号 財産管理、遺産預貯金、延命

・「那覇家庭裁判所沖縄支部における財産管理案件の運用改善の取組み」 ・「相続開始後の遺産預貯金の払戻しに関する3つの問題の考察」 ・東京地裁平成28年11月17日判決 89歳男性に対する経鼻経管栄養の注入速度を長男が速めたこと、男性の誤嚥性肺…

NBL1113号 改正民法

鼎談 改正民法の実務的影響を探る 売買 こういうの読みたかったんですよ。どこが変わってどこが変わらず、どこがわからないのかが、わかってきます。

家庭の法と裁判12号 不貞行為

・「不貞行為慰謝料に関する裁判例の分析(3)」 婚姻関係が既に破綻していたという主張について、婚姻関係の認識について ・東京高裁平成28年10月17日決定 兄弟姉妹間での扶養料の負担と、扶養権利者を扶養してきた他の扶養義務者の求償を認めた高裁…

判例時報2347号 医療訴訟、高裁

・藤山雅行「名古屋高裁医事関係訴訟検討委員会の活動状況と医事訴訟の課題」 「仮に実体的真実に合致する判決を水準の高い判決と仮定すると、医事訴訟の判決の水準は、通常の民事訴訟に比べてかなり低いのではないかと危惧される。」 そして、藤山裁判官流…

判例時報2346号 代襲と特別受益

福岡高裁平成29年5月18日判決 贈与後の代襲と特別受益について消極説に立ちつつ特段の事情を認めた高裁判決です。

ケース研究330号 遺産分割

・二宮周平「遺産分割と預貯金」 ・長秀之「家族法と公証実務」 離婚届出を公正証書作成からある程度時間を経過した後の時期にする旨の記載について消極説と積極説。面会交流の違約損害賠償額の予定は消極。