弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

判例時報1929号 家事調停について

飯田邦男「現代型家事調停事件の性格と家事調停の課題(中)」
紛争の解決手法として書いてあることはごもっともと思うのですが、でもどうーしても、ここで「現代型」と題する意味がわからないです。取り上げられている争いのタイプはむしろ古典的、典型的なものであって、何も現代特有ではないと思うのですが…。
「『互譲』再考」として、互譲とは単に「譲り合い」ではなく、当事者が現実的な考えを知り「受け入れる」ことである、とあるのは、本当にそうだと思います。
調停者には「お互い譲って下さいよ」なんて発言がまま見られますが、何ら理を説くことをしないでそんなこと言ってるだけではダメなわけです。
続く「『条理』再考」「『実情に即して』再考」もうなずけるものです。