弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

ケース研究299号 家裁の内在的論理2

今号も読み応えのある論稿が多く充実していました。内在的論理というか、真ん中からのものの見方というのは、一方サイドの見方とひと味違うということが、経験してみるとわかるのです。家事調停官の任期を終えて1年半余。仮に任期を延長していても(任期は2年で希望すればさらに2年だけ延長可)、じきに満了というほどの時間が経ち今さらですが、もう一回やってみたらどんなふうにできるかななどと、読みながら考えていました。
・仲真紀子「司法面接:事実に焦点を当てた面接法の概要と背景」
子どもの証言の信用性、子どもからの証言のとりかたがテーマですが、大人から話しを聞く場面にも応用できそうです。
・袖井孝子「長寿時代の家族のかたち〜熟年離婚を考える〜」
・ケース研究熟年離婚を巡る諸問題−ダブルスタンダード世代の今日と明日−
熟年離婚の当事者の世代からくる特性や、熟年という人生の段階に対する配慮の必要など
・山口恵美子「離婚後の親子関係の再生を願って−面会交流援助の経験から−その2」
FPICの援助の実情など
小林隆「敬聴と困難当事者への対応」
傾聴と敬聴についてなど