弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

桐野夏生「ナニカアル」

ナニカアル
このごろのほかの本ほどにすごく好きとまではならなかったですが、よかったです。林芙美子と斉藤の関係が、「IN」のタマキと青司の関係みたいで、男のこういうダメでダメでダメなところを告発調でなく被害者ぽくなくまざまざと書いてくれるのがいい。斉藤が林芙美子をけなすシーン、「IN」に似たような場面があったようなと思ってざっと見たけど、雰囲気だけ共通しててそれほど同じシーンはなく、もしかしたら村山由佳「ダブル・ファンタジー」(連載中に読んでた)にそんなシーンがあったかもという気が・・