弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

竹内政明「名文どろぼう」

名文どろぼう (文春新書)
家にあったので。文章術の本かと思ったけど名文を織り込んだエッセイという感じ。文章術ものには「悪文」でちょっと懲りていたため読むつもりはなかったのですが、最初の方で、「働く」とはハタ(周囲)を楽にすることという陳腐な説教をされたときの切り返し方は・・みたいなくだりがあって、私は本当に、「働く」とはハタを楽に・・とか「人」という文字は・・とかの語呂合わせ的な小ネタが、だからどうしたとしか思えず大嫌いなので(でもこういうことを嬉々として言う人はおおむね善良な人だとは思ってます)、それを陳腐と言い切ってあるのが嬉しく思い、さらっと読んでみたわけです。
法律五七五がなんかツボでした。「学問の 自由はこれを 保障する」「相続は 死亡によって 開始する」「乞食をし または乞食を させた者」・・・ほかにないかと思って見たけど、なかなかありそうにないですね。明治憲法11条「天皇は 陸海軍を 統帥す」は現行法令じゃないからダメかな。