弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

須賀敦子の…

須賀敦子のアッシジと丘の町 須賀敦子のフランス 須賀敦子のトリエステと記憶の町
須賀敦子のヴェネツィア 須賀敦子のローマ 須賀敦子のミラノ
私は普段は作家論とかこういうファン本みたいのは読まないことにしてるんだけど、はまった勢いで。「ミラノ」の中で、「ガッティはアツコのことが好きで、それが顔に出てしまうために、惚れているということが気の毒なほどわかってしまったという。」という一文に妙にぐっときてしまって何度も読みかえしてしまった。日記で「煮え切らなくていらつく」とか書かれていたガッティ・・そうだったのね。それはアツコ自身の書いたものを読んでるだけではわからないよね。という感じに作品の裏側までわかっておもしろいのと、イタリアに行きたくなる。奈良に行って太い柱とか瓦とか見たい気持ちが去年からずっと続いてるのですが、イタリアの石の量感にあふれた緊張感のある建築物も見たいなあ。