弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

このあいだあるひととの関係ですごい不満なことがあって、憤るきもちを懸命になだめつつひとり雪道を歩いたことやあのひととあのひとに愚痴ったその光景をはっきり思い浮かべることができるのに、その不満の原因が何だったのかをキレイに忘れてしまっている自分に驚く。そのひととの調子は最近どう?と聞かれて、すごく不満なことがあったのよと説明しようとしたのに思い出せなかった。

「患者の権利と医療の安全」に、一般の人の法のイメージは、「法律は非常識だけどしかたない」というものだというくだり(うろおぼえ)があって、たしかにそういう側面もある(冒頭論文に挙げられている例は、そういうのを「法匪」て呼ぶんだよという感じ)。でも、単に「人生は無常」というレベルのことを「法律は非常識」と捉え違えていることも多い気がする。たとえば金を貸した相手がつぶれて金が返ってこないというのは、破産法が悪いわけじゃないのです。つぶれたものはつぶれたのであって、破産法がなくたって、返らないものは返らない。

事務所内養育してたころは、月に数回きてくれる法律雑誌の配達のおじいさまも、赤ちゃんの顔を見るのが楽しみで来てるよーとかわいがってくれたものだが、保育園に入って会えなくなったので残念そう。