弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

岩田太「患者の権利と医療の安全?医療と法のあり方を問い直す」

患者の権利と医療の安全―医療と法のあり方を問い直す
会務の課題図書のつもりで読んだもので、いかにも教科書で取っつき悪いかと思いきや、興味ぶかく読めました。これはちょっと脇道の感想ですが、専門家としての医師がどうふるまうべきかの議論を読むと、弁護士である我が身をかえりみて得ることも多いものです。事件の主体は依頼者である(弁護士は他人ごとでもいけないし自分の事件にしてしまってもいけない…。この一月くらいなんとなくdepressedなのだけど、ある事件が終結して燃え尽きた面も大きいような。そこまで入れ込んだ私は熱心でよい弁護士だと威張ってよいのか、しかしどこかバランスを失していたり、ときに依頼者を置き去りにした局面もあったかもしれず)。依頼者が弁護士に求めるものは共感、卓抜した能力、事件の成功。