弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

判例タイムズ1340、1341 調停委員の責任、税理士の責任

判例タイムズ1340号
東京地裁平成21年10月26日判決
依頼者が出してきた資料を鵜呑みにして職員丸投げで申告した税理士の債務不履行責任を認めた判決です。きちんと検討して不審点を突くべしと。
管財事件なんかでは、金融機関に見せる用の決算書が、しかも何通りもあって、その作成にはもちろん税理士が関与しているというのはざらに見ます。また、管財事件で申告するとき、破産会社のもともとの税理士さんに頼むこともありますが、露骨に職員丸投げということも何度か。こういう実態(特に見せる用決算書!)はもっと厳しく問われるべきだとひごろ思っています。
判例タイムズ1341号
星野雅紀「調停委員の役割と責任」
調停委員(会)の対応の当否が問題となった裁判例の紹介と分析。知らなかったものもあり有益でした。読むべし。しかし裁判官は調停委員の背後霊って・・むしろ守護霊とか?そもそも霊ってのがおかしいのか。霊体じゃなくてちゃんと実体化しましょう。