当事者の声部分もですが、相談活動の限界とそれでも相談でできることもあるという支援者としての思いの部分もなるほどと。弁護士はひごろ当事者と接してるんだからこういうのいちいち読む必要ないなんて思わないで、読んだらいいと思います。
養育親を啓発してやる気を出させることの必要性を説く部分が何カ所かあり…、市の母子家庭関係の計画を立てる委員を務めたとき、養育親への啓発をというばかりで終わらず、非養育親や社会全体の啓発まで目を向けてほしいと口を開けばそればっかり言ってたけど、役所のおじさま方にはなかなか浸透した感がなく、具体策としては養育親啓発のみで終わって残念感があったのを思い出します。でも考えてみれば、我々弁護士にアクセスしてくる養育親はもちろんもうやる気があっていまさら啓発しなくて良い人たちなわけですが、弁護士にアクセスしてこない層がどれくらいいるのかは我々からはわからない…、養育親への啓発もまだまだ必要なのかもしれないということを思いました。
