2013-07-19 保坂和志「カフカ式練習帳」 単行本 飛躍、残響、可能態、試行錯誤。 読んでて興奮して歩き回りたくなるくらいの文章の力づよさと、それとは別次元で思念の固まりが脳に直接くる感じ。 死んだら終わりなはずがない、ということをこの人は看取ってきた何匹もの猫を通じて考えて、それでここまで文章の迫力が出てしまうのはすごいことよね。猫ですら。 それにしても、保坂をむちゃくちゃ好きなひとってどんなひと? そういうひとはほかにどんなのを読んでるの?? と思ってちょっと検索してもそれらの感想がいまいちピンとこなかったり。