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弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

論究ジュリスト2015年秋号 非訟事件、家事事件

・研究会 非訟事件手続法
・特別座談会 家事事件の新たな展開に向けて 最高裁・第6回迅速化検証報告書を受けて
家事の方は特に、裁判官関与の充実、資料の相互開示、閲覧謄写、双方立会手続説明、調停に代わる審判、電話会議・テレビ会議についてなどなど、家事の手続面で何か言いたいときには目を通しておくべき座談会です。
山本和彦先生から、調停に代わる審判について「消極的な同意」という表現がされており、これは「研究会非訟事件手続法」で山本克己先生が労働審判についても消極的合意ととらえるべきと発言されていることと通じ合っているし、また、山本克己先生は同じ発言部分で労働審判のことを「裁断性と合意性を含んだハイブリッドな手続」と発言されているのは、家事座談会の中で裁判官関与について、ひいてはADR理論における調停の位置付けについて触れられているところとも通じるなあと、どちらの座談会もおもしろく読みました。