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弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

綿矢りさ「ひらいて」

ひらいて (新潮文庫)
・語り手が自分の感情を自覚してないの禁止(頻出例:失ってみて初めて気付く大切さ)
・視野が狭くなって極端な行動とらせることで狂気やひたむきさを表現してブンガクっぽくするの禁止
ある人が書評で褒めてたので読んでしまったのだけど、芥川賞二作とこれとを続けて読んで、自分の中のハードルがあがりすぎて世にあふれる小説に全然手が出なくなってる現状を必ずしもよしとしていないのにやっぱり上記2つの禁止事項に触れるものはできるだけ読みたくなくてでも本って実際に読んでみないと読むかいのあるものかそうでないかがわからないもどかしさよ!1冊の読書のうちに部分的に文章が美しかったりギョッとさせられるような笑いどころがあったりするいくつかの瞬間を楽しめればそれでよしとすべきなのか?