弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

神林長平「絞首台の黙示録」

意識と命と科学と神と信仰と父と子と!! 意識は人にのみ属するか環境とともに成り立つのかとか!!! 思わずハアハアしてしまう神林節なのと(フムンは1回)、また思想的には保坂ワールドもあわせて思い出したり(言いたいことは2人とも似てるっぽいのに神林の文章のなんと硬質でシャープなこと、対して保坂のはなんとダラダラして何言ってるのかわからないのにそのくせ思念が固まりとしてまるごと伝わってくるのか!)、あと、自分が自分で謎を解くことを期待して意識を飛ばすあたりはデスノートっぽさ。好きな作家の新作を移動中に一気読みして大興奮できることのしあわせよ。

 

絞首台の黙示録