個人事務所で弁護士業やってるなんてのは組織の中のキャリアアップと比べればまことにお気楽なもので、しかし傍目からは仕事と家庭を見事に両立していると見えるようでそう言われるとそれは別に否定しない、いちいち謙遜するのもまだるっこしいのでそんなことはしないんですが、組織に属しつつ両立している人の大変さすごさとは比べものにならないよ私なんて、という控えめ感はいつも感じています。このくだりにはもっと続きがあるんですが書いてるうちに込み入ってきたのであとはカット。まあとにかく仕事と家庭についてゴチャゴチャ思ったり言いたくなったりしている者にはこれを読めと言いたい。必読。
冒頭の賛辞の部分にすごい言葉が並んでいるんですが、全て読んでから戻ると、ほんとにそうだと思います。
「義務感」ではなく「欲求」にひっぱられるというくだりは当事者にしか言い当てられない。処世術としても、なかなか言い尽くされないところの言語化も、価値観の提示も実践も納得。