弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子(ラベンダー法律事務所)の読書日記

ダン・オルヴェウス「オルヴェウス・いじめ防止プログラム」

オルヴェウスいじめ防止プログラム読み中。まだ序盤。アメリカでいじめ対策が進んだきっかけは、学校での銃乱射事件と。いじめを受けた子どもによる銃乱射多発で。そ、そうか…posted at 15:48:21
いじめている生徒どうしのグループ対応は逆効果。いじめている生徒の自己肯定心は平均的か積極的で自己肯定プログラムは逆効果(攻撃者としての地位を自信づける)。posted at 17:04:56
ゼロ・トレランス(不寛容)政策は逆効果。ピア・メディエーションは逆効果。posted at 17:07:41
日ごろから息子に人権教室の実験台?になってもらっていて、その延長でオルヴェウスの「いじめサークル」について説明してみたんだけど、さすが1年生?通りがいいというか、ピュアというか。うちのが純真すぎるのか?posted at 17:36:49
そしてそのとき限りで終わるではなく、折に触れて、おぼえてるなとわかる発言が出るので、さすが1年生?浸透がすごいなと思う。こんなんならどうにでもできる、と思いかねないけど、そうはいかないんだろうな。posted at 17:39:01
しかし、アメリカで銃乱射事件が多発したからいじめ対策が進んだというけど、銃乱射多発でもって自動的にいじめがおさまるわけではないのね。posted at 17:45:05
いじめの主な特徴の一つは力のバランスが崩れていることです、だから二人の生徒間の正常な人間関係と見なすことはできません。→よってペアメディエーションは不向き。
ピアメディエーションの妥協の方向の作用。同等の力という前提。メディエーターの道徳的判断の必要。委ねることの責任が重すぎる。posted at 19:28:46
ロールプレイ。終了後に役を解いてあげること。役の感想を聞く、ロールプレイの感想を聞く。→メタ的視点をいれること、かな?posted at 20:44:48

オルヴェウス・いじめ防止プログラム:学校と教師の道しるべ