そしてまた春日先生。3精神科医の平行読み継続中です。
私は月イチで地元紙の電子版にコラムを載せてもらってるんですが、深淵な中井先生や鋭い春日先生を読んでると、もう既に世の中に出ているこれらに付け加えて私などが書くべきことは何もないだろうと思えてしまってコラム書きに支障があります。しかし思いだすのは、「どうせ大したことは見も、感じも出来るわけではないということを胸に刻みこむこと。その代り、「当たり前のことで、何も珍しいことではないかも知れないが、自分はいっておきたいことがある。どうもよくは分からんが、自分には話すだけの価値のあることのような気がするから。別に誰が聞いてくれなくてもいいことだが」ということは、しっかりと書きたい。つまり、そいつこそ私の打つべき羽根に間違いないだろうから。」(庄野潤三「自分の羽根」)。
・体験と知性と退屈が生み出す喜び
・量はやがて質に変化する
・全能の神に対するあてつけとしての人の営み
・強運に勝るものはない。気合で治す。
・生きる意味は淡々とした蓄積や経験に潜む
・対等ではない関係性でコントロール願望は危険
・若干のシニカルさと強迫的傾向と羞恥心。自己嫌悪と表裏一体の優しさや共感。
・負けるが勝ち。手の内を見せる。
・人生の文脈、意味の顕現
・誰にでもできるようなことをしているのに誰もが達成しうるわけではない結果を引き出す
・不確定要素は当人の運の問題
・たまにはジョーカーをひくことで罪滅ぼし
・解決と和解。時間がかかるとは成熟や立ち直り
・退路を断たずに振る舞うことが大人であることの基本
・無時間モデルをとらない。中腰で我慢する力。時間が解決
・共同性と異他性
・時間性を取り入れることと他者を受け入れることとはシンクロ