弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子(ラベンダー法律事務所)の読書日記

斎藤惇夫「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」、佐藤さとる「だれも知らない小さな国」

このごろ本が読めないのは、子どもへの読み聞かせでHPが削られているのかもしれないという気もします。

読み聞かせに関して。

乳幼児期から人並みに読み聞かせをしてきてましたが、小学校入学とともにいいかげん自分で読めということで中断しました。しかし、気まぐれで参加した小学校での読み聞かせで、息子も含めた子どもたちが絵本に群がってくるのを見て、え?!みんなこんなのでまだ喜ぶの??という衝撃があり、それなら嫌がるまで読んでやるかと思って、ガッツリ読み聞かせるよう方針転換し、「10歳までに読みたい」シリーズで世界名作、日本名作、ミステリーあわせて30冊くらいを読んでやりました。そうして長い物語でも聞けるようになったので、さらに展開したのがここらへん。

だれも知らない小さな国

子どものころに読んで以来で筋も忘れていましたが、突然戦争が始まったりあっさり終わったり、山が切り崩されて道路になる危機を迎えて…時代を感じます。続きもあるよと伝えましたが、別にいいと。それほどお気に召さなかったらしい。

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」

朝晩のガンバワールドが楽しみという日々がもたらされました。オイボレ、ボーボがお気に入りでしたが、オイボレの最期…描写が婉曲すぎて理解できなかった模様。後半のイタチとの戦闘の何章かは、再読のリクエストもあり。次は「ガンバとカワウソの冒険」に進むことに。

そのあとはどう進もうかな。個人的にはいつか読んでやりたいのが「はなはなみんみ物語」。でも雰囲気が陰気くさいというか怖い部分があるから嫌がるかも。あと「ナルニアもの」…これは自分が読んでたのがもうあるからタイミングをみはからうだけ。それか「床下の小人たち」とか…? などと、自分の趣味で思い浮かべても男児脳にフィットするかは見当が付かない。こうして振り返ると、少女趣味だなあという感じがします。

だって「10歳までに読みたい」で本人が好きだったのはルパン。格好良くキメる感じがいいらしい。ミステリーではホームズも読みましたが、ルパンとホームズを比べると自ら事件を起こすわけではないホームズはどうしても後手に回る感があってたしかに地味に見えます。そして、再読希望があって二度三度と読んだのが古事記里見八犬伝…。荒唐無稽がお好みと察せられます。そんな男児向きの作品のお勧めがあったら教えてくださいませ。

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫044)だれも知らない小さな国―コロボックル物語 1 (講談社青い鳥文庫 18-1)