単行本
まとめてしまいます。 ○ルイス・セプルベダ「カモメに飛ぶことを教えた猫」 読み聞かせ本。 猫だけが持ち合わせているすぐれた忍耐力のありったけで、若いカモメが飛びたいと自分から言い出すのを、待ち続けてきた。飛ぶためには、本人の決心が何より大切だ…
いけにえによる竜退治の英雄譚でありつつ、行きて還りしの物語でもある。「選ばれた者」というテンプレを裏切ってくる展開、なぞときの頭脳戦、権力の汚さなど大人っぽい要素がありつつ、そんなのわからない幼い者にも十分におもしろいと思う。少年の成長と…
北海道博物館に行きたくなります。
脳がコワれてるという共通項から求められる支援
潰瘍性大腸炎についての本でありながらあの人について一言も触れないのはすごい。 ・読む人が解釈をつけくわえてはじめて完結する、弱い本。
岡田淳先生!「選ばなかった冒険」がよかったので、最新作と思われるこちら。冒険話と人情話と社会問題のバランスがすごい。 「ぼくがわるかった」「きみはよくやってるよ」って、女の人が言われたい、双璧なのではなかろうか!!
ただしいとか、ただしくないとかじゃない。ただ、だれでもみんなまちがうし、その小さな無数のまちがいがあつまって、世界はできているというだけ。そのぜんぶを、すべて一気になんとかすることはできなくて、ただじぶんの近くにあるまちがいによりそい、手…
○が死んじゃったことの抑制の効いた示し方とか、○が実は○だったとわかったら登場シーンにさかのぼって読み返したくなるところとか、戦いと平和、主役と脇役、人は役割のみにて存在するのか、などなど。名作。
「われわれはみな「自分の穴の中」にいる」 医師の万能感→患者が卑小化、彷徨的な治療 「診断書は求められれば書かねばならないという医師への強い義務には何を書いてもよいという強い権利で均衡されているのだ」(まさしく!) 「心気的な人は決してすぐれ…
「親子面接の8ステップ」をずっと放置してて、後から買った「ギリギリな自分」と同じ著者とわかったので続け読み。 「ギリギリな自分」はSOSミニレターの返信にすごく参考にしたい。 以下は「8ステップ」から。 ・たくさん我慢したこと、耐え忍んだこと…
春日第三版で紹介されてたので。 ・「直面化」→「動機づけ面接法」はもはや教養 ・「やめさせたければ、やめろと言わない」 ・「正したい反射」を抑え、説得ではなく交渉 ・うそによるほかは語られぬ真実もある ・違法でもしがみつくしかない浮き輪 ・リスク…
紛争系の書面は誰かを説得するための書面。迫力が要る。 「一気通貫性とかそういうもの」 「厳密な正確性とかそういうことよりも、迫力。」 「ドーン!ときて、「おお~!確かにそうだ!」と思わせるような説得力」 「タッタッタッタ! こうだ! 以上! って…
よせあつめ文集的な?と思ったのですがいろんな切り口と全体のまとまりが両立してます。
小金井ごときでへこたれてもらっては困る。
少年の成長と夢とロマン。名作。しかし「ぼくらはサンタクロースの正体がどうやら両親らしいことを知って愕然とした」なんてことが突然、ストーリーとは無関係に書かれているので、サンタ信じてる系コドモに読ませるなら要注意です。
搭乗前にてきとうに選んだこれが旅の物語とは知らず、このことが旅となるとも知らなかった。「これは旅。だから続ける」
・読書実録。読書と実録、読書の実録、読書は実録 ・たしかとはどういうことか? それはまったくたしかではないそれをたしかと思うことだ。(「カンバセイション・ピース」!) ・原因と結果はワンセット。 ・本当になる前にはっきり解読できているとしても…