弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子(ラベンダー法律事務所)の読書日記

家庭の法と裁判25号 改正相続法、内縁と財産分与、合意の婚姻費用と事情変更、遺産分割

・「改正相続法「配偶者居住権」の実務からみた問題点」

消滅時の税務注意!

・「弁護士から見た遺産分割・遺留分と税務」

・「改正相続法施行後の状況 遺産分割前の預貯金払戻しに関わる金融実務」

福岡高裁平成30年11月19日決定

内縁の財産分与で、1:2での分与とした決定例(抗告棄却)。

・東京高裁平成30年11月16日決定

合意による婚費の請求事件。夫は、子らを連れ去ろうとして逮捕勾留されて、その告訴取り下げと引き換えに日弁連算定表を参考とした婚費で合意した婚費が月額20万円と

いう経緯。夫は逮捕勾留によって降格、減収で、合意した婚費の減額を主張。原審は、減額後の収入で標準算定表によって月額16万円。抗告審は、合意の経緯、減収可能性の認識あったことなどから事情の変更に当たらないとして月額20万円。

・「遺産分割事件のケース研究 事例検討④遺産分割事件の基本の理解」

個別論点の一般的扱い、改正前後ともに。

家庭の法と裁判(FAMILY COURT JOURNAL)25号