弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子(ラベンダー法律事務所)の読書日記

井上佑紀「10代から身につけたいギリギリな自分を助ける方法」「子どものこころ・発達を支える親子面接の8ステップ」

「親子面接の8ステップ」をずっと放置してて、後から買った「ギリギリな自分」と同じ著者とわかったので続け読み。

「ギリギリな自分」はSOSミニレターの返信にすごく参考にしたい。

以下は「8ステップ」から。

・たくさん我慢したこと、耐え忍んだことを強化するような発言(ひどい暴言によく耐えましたね)は避け、ネガティブな体験によって抱えることになった辛い感情を承認し、ともに抱えるようなプロセス(そんなひどい暴言を受けたらたまりません。それはさぞかし腹が立ったでしょうね)が大切

・健康な側面を把握する

・困難な状況の例外を探す

・悪いところに気づかせるよりも守りたいものに気づかせる

・感情を想像、確認、承認 想像した内容の押しつけにならないように

・問題行動は困難な状況への本人なりの対処の側面

・苦痛、無念さ、怒り、あきらめ

・正しいかどうかより、なぜそうしたのか、他にどんな方法がありえたか

・自分なりの対処の限界→みじめ、でなく支援につながった契機

・否定文の願い、肯定文の願い

・すばやいタイプ、のんびりタイプ

・外在化技法

10代から身につけたい ギリギリな自分を助ける方法

子どものこころ・発達を支える親子面接の8ステップ―安全感に根差した関係づくりのコツ