弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子(ラベンダー法律事務所)の読書日記

2021年上期まとめ

まとめてしまいます。

○ルイス・セプルベダ「カモメに飛ぶことを教えた猫」

読み聞かせ本。

猫だけが持ち合わせているすぐれた忍耐力のありったけで、若いカモメが飛びたいと自分から言い出すのを、待ち続けてきた。飛ぶためには、本人の決心が何より大切だということを、彼らはその叡智で知っていたからだ。

カモメに飛ぶことを教えた猫(改版) (白水Uブックス)

小池真理子「神よ憐れみたまえ」

孤児、うろつく諦めない警察、身近な犯人…その顛末。「雪の断章」を思い出させる。

神よ憐れみたまえ 雪の断章 佐々木丸美コレクション

朝井リョウ「正欲」

正欲

トーベ・ヤンソンムーミンパパ海にいく」

読み聞かせ本。ムーミンパパのモラハラダメ男っぷりが新鮮。

新装版 ムーミンパパ海へいく ムーミンシリーズ (講談社文庫)

國分功一郎「中動態の世界 意志と責任の考古学」
・たしかに私は「謝ります」と言う。しかし、実際には、私が謝るのではない。私のなかに、私の心のなかに、謝る気持ちが現れることこそが本質的なのである。
・望むと望まざるとにかかわらず、選択は不断に行われている。意志は後からやってきてその選択に取り憑く。
・信念には、一人でそれを守るのは非常に困難であるのに、誰かとそれを共有するとむしろ信念の方が自分たちを守ってくれるようになるという奇妙な性質がある。

中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケアをひらく)

金原ひとみ「アンソーシャルディスタンス」

アンソーシャル ディスタンス

○E・B・ホワイト「シャーロットのおくりもの

読み聞かせ本。

シャーロットのおくりもの

○宮口幸治「ケーキの切れない非行少年たち」「どうしても頑張れない人たち」

だからってコグトレが解になるのかはわかりませんが。

ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書) どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

佐々涼子「エンド・オブ・ライフ」

エンド・オブ・ライフ (集英社インターナショナル)

斎藤環「まんが やってみたくなるオープンダイアローグ」

やってみたい!

まんが やってみたくなるオープンダイアローグ

○山浦善樹「お気の毒な弁護士」

お気の毒な弁護士-最高裁判所でも貫いたマチ弁のスキルとマインド

松本侑子「恋の蛍 山崎富栄と太宰治

恋の蛍―山崎富栄と太宰治 (光文社文庫)

エーリヒ・ケストナー飛ぶ教室

読み聞かせ本。

飛ぶ教室 (岩波少年文庫)

○タラ・ウェストーバー「エデュケーション」

こだわりお父さんに率いられた一家のサバイバルライフ。狂気とケガの世界。「大きな森の小さな家」や「ムーミンパパ海へいく」も一歩間違えばこの世界。

エデュケーション 大学は私の人生を変えた

平野啓一郎「私とは何か」「ドーン」「空白を満たしなさい」

私とは何か 「個人」から「分人」へ (講談社現代新書) ドーン (講談社文庫)

空白を満たしなさい(上) (講談社文庫) 空白を満たしなさい(下) (講談社文庫)