ISBN:453551531X:image:small
民法と破産の接する場面について、民法の規律、破産法の規律、具体的あてはめが紹介されています。
しばらく実務をやれば、これらは自然にわかってくることですが、巻末に種明かしされているように、この本は破産法の初学者が読むと良いでしょう(帯には民法学習を深めるためと書かれているのですが、むしろ破産入門のため、という狙いだそうです)。
実務ではこうなってるという紹介だけでなく、少数説による帰結とかまでいちいち書いてあるのが、久々に学者の本を読んだという新鮮さを感じました。