2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧
室蘭出張の行き帰りでザクっと読んだのですが、読む前に思ってた以上に調停委員向け。調停委員がみんなこれ読んでくれたらな〜(ケース研究でも強くお勧めされていた)。 一点気になったのは、247頁。養育費債権と破産手続との関係を解説した上で(その内容…
刊行は知りつつどうせこのメンバーはなんか極端なこと喋ってるんだろうって感じで全然惹かれずにいたけど、書店での待ち合わせのときに中を見たら意外とよさそうで読んでみたら意外とよかった…。子どもに対する圧倒的な権限を自覚して、それをうまく手放して…
東京高裁平成23年11月16日判決 管財人が財団放棄し、競売された破産者所有のマンションの財団放棄後の未納管理費について、買受人が破産者に求償し、認められた裁判例。上告審としての判決です。たしかに、破産債権でもないし、財団債権でもないし、そ…
このひとの神経質そうな酷薄そうな目つきがたまらんと、写真が出てるといつまでも見入ってしまう。小説は昔っぽいの一言。こういう男には近寄りたくないわ〜うわ〜やだわ〜という読後感、だけどこの顔は気になる。
すごくザラザラして怖い漫画。犯罪者と接する生理的違和感…、知らないわけではない。 思うに、刑事事件って、弁護士登録してすぐ当然の義務のように参加させられ、避けがたいお役目として続けさせられてきたのだけど、罪を犯した人を弁護するという役目は、…
我々にとっては受験もののおもしろさは普遍。がんばったんだな、よかったねという感じ。試験は、つらかったよね〜。ちなみに、同業者の夫と酔っ払って試験の思い出話をするのは実に楽しいものです。共通の思い出ではないけどね。
いま、この記事を書くためにちょっとひらいたら、たまたま怖いシーンを続けてひらいてしまってドキドキした。怖い本でした。育児のつらさが余すところなく描写されていてそれは決して誇張ではない…。 たとえば共稼ぎの妻がまとわりつく子どもをあしらいなが…
竹下博将「婚姻費用算定の実務と課題」 算定表の問題点を指摘しています。これを実際の事件で言ったってどうなるものでは…という感もありますが、そもそも論として算定表を叩きたいときの参考に。
澤地さん、半藤さんは海軍反省会とはあまり関係なくいつものことを喋っている印象。歴史は生きている人間がずーっとつながっていると実感したと話されている部分があり、そこは本当にそうだと。今の平成の世も、その中心にあるのは昭和の人間。
海軍のあまりのダメさに読んでてがっくりきます。でもこれが実際の、人間の在りようなのでしょうね…。日本人は…という文脈で語られることも多いけど、読後感が共通する「カーブボール」を思い出すと、人間共通のダメさなのでは。番組を見ていないのだけど、…
これは家にあったので何となく。当事者からのヒアリングに役立つかもという動機もあったけど、それとは無関係な内容でした。読み物としては普通におもしろく。
大坪本と続けて読むと、無罪確定後と判決前という立場の違いもあるでしょうけど、腹の据わり方があまりに違う、格の違いを感じてしまいます。 仕事や生活への向かい方は、川口順子さん、林文子さんとスタンスが近い感じがします。働く女性に広くお勧めしたい…
事件のこと自体はよくわかりませんが、自分で書いてるこの支援されっぷりからすると、もともとは人望ある方なのだろうなと思いました。 「検察官であれ、裁判官であれ、あるいは弁護人であれ、生身の人間が絶対的に拘束され、寸分といえども自らの意思で動け…
最高裁平成23年10月18日判決 無権利者が行った契約を権利者が追認しても、契約にもとづく代金請求権を権利者が取得するわけではない。ぶなしめじ判決と呼ばれることでしょう?
ボリュームあるけど、これはぜひ読んでおくべき本と思います。
多比羅誠「倒産・事業再生の今後と倒産実務家の課題」 申立代理人としてどうすべきかなど実務的な指摘があり一読をお勧めします。 それにしても、倒産関連業務では基本的なことを共有できていない同業者と接することがこのごろ多いと感じます。某組織の苦労…
大阪高裁平成23年2月14日決定 不貞行為の疑いをかけられた夫が妻をなだめるために贈与した不動産については、その後の離婚時に財産分与の対象とならない(共有財産の算定の基礎に組み込まない)とした決定です。これを組み込んでいる原審判を取り消して…