2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
読んだ。よかった。太宰治の女生徒とかを思い出した。石原慎太郎に否定されたのは断然誇っていいと思った。
そこそこキャリアを積んだ弁護士むけだと思います。この手の本はだいたい目を通していますが、志の高さと分析の細かさがあり、強くおすすめします。
出所直後の引きこもり状態から、「獄窓記」を書いたあとの現状まで。服役の後遺症を乗り越えるのは大変だったようで、どん底の状態がつぶさに書かれています。大半の受刑者よりは恵まれた環境にあるとみえるこの方ですら、立ち直りにこれほどの苦労があるよ…
直木賞ということで思わず買ってしまいました。そしたらすごくよかった。3回読みました。直木賞って、別に騒ぐほどのものでないことは審査委員の顔ぶれをみただけでわからないんだろうか、といつも疑問なのですが、北方謙三の「神話」という表現が(「おか…
[asin:4000022873:image:small] 日航機墜落など大規模事故の遺族の心の動きを追ったものです。弁護士の関わり方の問題にも論が及んでいます。
市場とモラルの問題など。日々のニュースが、時代の文脈に位置づけられて、流れがよくわかります。
[asin:4344980603:image:small] 名前は知っていても成り立ちや教義はほとんど知りませんでしたが、平たくまとめてあるので良いです。
更新が飛びましたが、読んで貯めてる本があるのでしばらくは続けて更新します。 部落解放運動の水平社の松本治一郎という人の伝記です。イデオロギー臭は皆無で平明な書き方なので抵抗なく読めます。解放運動から始まって、共産主義、国家主義と転向を続ける…
・名古屋高裁平成19年6月25日決定 ・東京高裁平成19年8月10日決定 どちらも、被相続人に積極財産があることは認識していたが、自らの負担する相続債務があることの認識がなかったケースで、熟慮期間の起算点を相続債務の認識時とした決定です。2…
西岡繁靖「医事関係訴訟における鑑定等の証拠評価について」 鑑定等の評価を誤ったとして原審を破棄する最判が平成18年中に3件出ており、それら最判の紹介やカンファレンス等の新たな鑑定による下級審判決の分析です。 分析のなかで、そもそも原審の要件…