弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子(ラベンダー法律事務所)の読書日記

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

佐藤留美「凄母 あのワーキングマザーが「折れない」理由」

amazonのレビューがやたら悪かったのでしばらく読むのを見送ってたことを読み終わってから思い返し、私もこれらのトンデモ人間の仲間なのに自覚がなかったなと。 こないだ人としゃべってて思い出したんだけど、私が出産前後にほとんど休業してない(出産前日…

滝口悠生「死んでいない者」

何コレすごい好きと思ったら受賞の言葉を読めば保坂の流れをくむ人ってことなのか。空に浮かぶと川に流れるのところが特に!

本谷有希子「異類婚姻譚」

結婚あるあるのおかしみで読ませて途中に病みが入って最後はブンガクっぽくキレイに昇華、という感じ。

庄野潤三「夕べの雲」

庄野潤三の文章の独特のトリップ感と、保坂和志の文章の概念が直接脳に来る感じとは似ているようでちょっと違うのだけど、このたびこれを読んで、描写の脈絡に共通するものを感じた(と書きつつ庄野と保坂でググってみたら、保坂スレで庄野のことを書いてい…

堀江貴文「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方」

この人ならこう言うよねという予定調和な内容なんですが、こう書くと恥ずかしいような感じもしますがまことにそのことよ同意同意と思ってしまう私です。わかるわかるって読むひとには当たり前の内容だし、わかんないひとには言ってもわかんないよね。

岸見一郎「嫌われる勇気」

堀江本で触れられてたのと、あとここではそういうのも紹介しないんだけど私は実はけっこう育児書も読んでてアドラー派の育児書を続けて読んだものだから、今さらながらで読んでみたのでした。いま書きながらわかったけど続刊がもうすぐ出るのね。

最相葉月「絶対音感」

絶対音感だけならそんなに興味ないのですが、早期教育の功罪みたいなテーマ性があると知って読んでみました。本人の選択以前の早くから教えこまないと開かない扉もあるようだけどそのことの是非だったり、そうでなくても多かれ少なかれ親が決めるひとつひと…

前川修満「会計士は見た」

内容は雑誌のコラムを集めたようなライトさですが、まあなるほどと。

医療の安全に関する研究会「市民が詠んだ医療の安全川柳集」

医療事故情報センターの会議にて名古屋の加藤良夫先生からご恵贈いただきました。医療安全についての川柳集。最後の選評も含めてなるほどなるほどとおもしろく読ませていただきました。ありがとうございます。