2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧
「医事事件における鑑定事項を巡る諸問題」 鑑定事項について、例をあげて問題を指摘したり改善例を示したり、というものです。 鑑定事項を作るのは難しいことではないはずですが、作る機会のある人は一回読んでおくと良いと思います。
パッとしない装丁なんだけどすごくおもしろかった。本というのは、どんなにおもしろいかどんなにつまらないか開くまで分からないものだよなーとしみじみ思ってしまったほど。 文章もうまい。国税内部の描写もそうだし、記者の取材の様子もわかって興味深い。
ロースクール向けということでかこの手の本は増えていますが、具体的エピソードが適宜出てきて読みやすいのと分析が細かいとこまで示されており、まずこれを読んでおけば良いのではと思える本です。弁護士の手によるものでないというところが残念で、その点…
・東京地裁平成18年7月26日判決 従業員が清掃会社との間で、同一の就業場所につき①18時から20時30分までのパートタイム契約(時給)、②22時から翌6時までの正社員契約(日給)の二つの契約のもと清掃業務に従事したことについて、時間外割増賃金、…
英訳と写真つきの万葉集。ゆっくり眺める本です。 古典って、学校で習う学生のころが一番親しくて、あと特に個人的には、仕事を始めたころから意識的に古いものを避けて同時代的なものを読むようにしていたので、こういう学校で習ったような古典を久々に読む…
「新破産法の基本構造と実務第22回」 前回に引き続き免責について。 平成17年の免責不許可の割合は0.25%で、最も多いのが手続に非協力的という類型で、審尋に出頭しない、説明義務違反等。浪費はその次。不許可見込として取下をうながされているものも暗…
南Q太との別れの日々が色濃く反映した私小説。 書店でたまたま目にとまり、銀色夏生の元夫イカちんへのシンパシーが表明されていた部分を見つけたので、買わずにおれませんでした。 南Q太、銀色夏生、内田春菊の書く、元夫がいかにダメであったかの微細か…
・東京高裁平成18年8月31日判決 注目された東京地裁平成17年3月14日判決が控訴審で覆りました。 ①患者から医師に対するセクハラ等を理由とする損害賠償請求訴訟を提起し敗訴したことについて不当提訴による不法行為の成否、②患者の代理人弁護士が…
鈴木康久「飯田邦男氏『現代型家事調停事件の性格と家事調停の課題』が提示したもの その評価と批判」 「現代型」という類型が不適切との指摘(私も以前に書いてましたので同感)に始まりかなり厳しい批判が続きます。 しかし、ただ批判で終わるものではなく…
「不動産法セミナー第20回 平成15年担保法・執行法改正の検証(3)」 平成15年改正からの実務の動きをふまえての議論。未解決の論点が数多くあることがわかります。概説書では行き届かない部分まで論じられていると思います。