涌澤圭介「発達障害の診断と治療」
これ何度も読みたい
・医療的介入←→生き方・生活への支援
・介入に際して人生という大きな観点での意味・有用性
・比率の問題はどちらかと悩むより合わせて一本
・9割が虐待優位であっても、断罪より1割の育てにくさを説明した方が当事者にとってリソースフル。問題を外在化し親子ともに悪役にしない
・共鳴。聖母のような全受容でも一貫冷静スタイルでもなく人間味のある。養育者もともに感情的にブレて、でも一緒に戻る、情動のペアダンス
・こっちが落ち着いている・ブレても落ち着けるから、相手も落ち着ける
・相手にどう働きかけるかというより、コミュニケーションに際して治療者自身がどう自己調整をするか
・治療介入は自分も含めた関係性の中でのコミュニケーション
・意味を見出す、こうしたこと、こういう状況をどう生かすか
・最終的にそのスタイルをクライアントに内在する力として定着してもらうこと
・心的外傷体験は一生消えないが、それを人生の一パーツとして克服体験に、さらにはリソース化する
・ミスのない人生ではなくミスに立ち向かい責任をとれる人生
・傷つき、苦渋を味わいながらもそれと戦っている自分に誇りをもてること
・治療介入の目標は弱者を救うではなく、当事者に自身が持つその傷だらけの強さに気づいてもらうこと
・介入は指導やアドバイスや支援といった上からスタイルでも、対等でもなく、尊敬あるいは伝記作家スタイルに必然的になる
・失敗や悪い状況を減らす・消す→失敗・悪い状況も含めて人生の意義を生み出す