2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧
若松映輔からの流れで手に取った一冊。 石牟礼:今日は、私、大変バカなことを言っていると思います。 志村 :とんでもない!そのバカな、とおっしゃっていることがすごいんですよ。まともなことだったら、面白くない。なにも、まともなことなんか、誰でもし…
湊信明「本当は怖い遺留分」 計算を突き詰めようとすると難しくて周りも意外とわかっていない、遺留分の細かいところについて。
佐藤卓「札幌地方裁判所における破産事件の運用状況」 「予納金の額は20万円以上とし(略)、事案に応じ、破産裁判所が定めている。当部では、他庁で行われているような、いわゆる少額管財の運用は行っていない。」とありまして、昔は、予納金20万円の事…
大阪家裁平成26年1月10日審判 離婚により親権者となった母が遺言により未成年者後見人を子の祖母(母の母)と指定したケースで、父からの親権者変更申立を認めた審判です。
宮崎地裁平成26年10月15日判決 未成年後見人の横領につき、家事審判官の著しい監督義務違反を認めて国賠を認めた裁判例です。
中井康之「破産管財人との付き合い方」 金融機関に向けて破産管財人との付き合い方を講演した内容ですが、破産管財人に求められている当為という読み方でも参考になります。
・神野泰一「離婚訴訟における離婚慰謝料の動向」 慰謝料について実質的な争いがあった判決203件を裁判官が分析した論文です。慰謝料事由ごとに(不貞、暴力、粗暴な言動、精神的圧迫、悪意の遺棄、経済的事情、子との交流阻害、性的不調和)、事実認定の…
潮見佳男「売買・請負の担保責任 契約不適合構成を介した債務不履行責任への統合・一元化」 要綱を眺めるだけでは分からない、理論的な転換点がよくわかります。
・福岡高裁平成26年6月30日決定 養育費の減額請求で事情変更を認めなかった原審判を変更し、減額を認めた決定です。養育費月額20万円と定めた調停成立後1年2ヶ月で再婚及び養子縁組をし3年後に子をもうけた、という事情を前提に、原審判は、予期し…
鼎談「検索結果削除の仮処分決定のとらえ方と企業を含むネット情報の削除実務」(筑波大学准教授石井夏生利、弁護士神田知宏、弁護士森亮二) とっても情報量が多い鼎談です。理論的な分析とともに、この分野のノウハウが惜しげもなく語られていて必読と思い…
大阪高裁平成26年9月18日判決 自殺物件の賃貸借で賃貸人に不法行為責任が認められた裁判例なのですが、賃貸人は某弁護士会所属の弁護士であると事実摘示されています(そして本人訴訟)。弁護士であることをあえて摘示しなくてはいけないような事実関係…
特殊な境遇に置かれた人の自分探しの記ですね。現在進行形の探し中で体験が昇華されていないので、読後感はよいものではありません。ご健勝を、というところ。