弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子(ラベンダー法律事務所)の読書日記

NBL1161号 債権法改正

「債権法改正元年を迎えて(上)不動産取引の論点を中心に」

賃貸借の保証が賃借人の死亡で元本確定することと保証の範囲(死後の賃料、原状回復費用、逸失利益)。この期に及んでずいぶんフワフワした話しであることよ。

 

こころの科学 女性の生きづらさ その痛みを語る

信田さよ子「いまふたたび「女性であること」を考える」

自分が誰の立場に立つのかという立場性(ポジショナリティ)こそが重要

・上間陽子「貧困問題と女性」

・大嶋栄子「塀のなかの女性たち」

切迫感→自己破壊的行動(薬物、窃盗)

本人がどのように生きたいかをできる限り現実の形にする。アディクションが止まるのはその副産物

不確実性に耐え、希望を失わない

変化と成長はどのような人にも起こることを信じていく

行動の変容が語りの変化を生み出す

野坂祐子ジェンダーにおける加害者性と被害者性の位相」

権威をもつことと権力的にふるまうことは異なる

依存することと依存的であることも違う

自分の境界線、つまり自分のニーズや欲求を認識し、他者ではなく自分自身をコントロールすること

 

女性の生きづらさ その痛みを語る こころの科学Special Issue (こころの科学増刊)

 

濱野ちひろ「聖なるズー」

ズーとは、動物性愛者。

なにそれありえない、という第一印象が…読むと、なるほど?!となってしまうすごい本です。

動物性愛は病気かセクシュアリティか。

支配と関係性、パートナーどうしのパーソナリティの理解、欲望と自制、などなど。

恐怖や悲しみが人生にはあること、そしてそれはやってきては去っていくことをあらかじめ知っていれば、もうそんなものには振り回されないで済むじゃないか

傷は癒えなくてもいいのかもしれない。傷は傷としてそこにあることで、他者を理解するための鍵となることもあるのだから。

book.asahi.com

allreviews.jp

聖なるズー

神林長平「我語りて世界あり」

このくらいの語り口、難解さ(設定こみいってる!)が好き。だれの子でもない、私の子というあたりは「先をゆくもの達」につながる。「レームダック」は「オーバーロード」を再読してからにしたくてまだ読めていない。

我語りて世界あり (ハヤカワ文庫JA)