弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子(ラベンダー法律事務所)の読書日記

ジェニファー・シニア「子育てのパラドックス 親になることは人生をどう変えるのか」

原題「ALL JOY AND NO FUN」。親が子に与える影響の本は多いが子が親に与える影響の本はそんなにない、と言われるとそうかも。ショッキングでシニカルな統計と、与える愛について。親になればもとの自分ではいられない、それはいかなる意味において? 考えるのによい本です。

・幼児との腹立たしい交渉

・女性の幸福にとって仕事はよい影響をもたらすが、子供がそのプラスの効果を打ち消してしまう傾向にある。

・どんな活動に最も喜びを覚えるか? 子供の世話は19項目のうち16位。一緒にいて楽しい人リストの中でも自分の子供はかなり下位。

・喜びはあるけど、楽しくはない。

・わたしたちはみな、自身の経験の総体である。その経験のなかでも、子育ては大きな要素のひとつだ。もしかしたら、最大の要素ですらあるかもしれない。

・永続する関わりを求めてこない現代の文化のなかで、最後の束縛として残ったのが子供なのだ。

・仮に現在の環境が完璧であってもわたしたちは、現実の人生と夢の人生のあいだのどこかで暮らすようになる。むずかしいのは、そのグレイゾーンとうまくつきあい、生きるに値する人生には何かしら束縛が伴うものであると認識することだ。

・たいていの大人は、寛大さや無条件の愛にあふれる世界には生きていない。小さな子供と暮らしているのでないかぎりは。

・答えることはでいなくても、問いを立てることには力がある。そういう問いは答えではなく啓示である。

・求める愛と与える愛。愛する子だから世話をするのはなく、自分が世話をしている子を愛するのです。

・最良の自分になるためのチャンスを子供から与えられる。

・家族や子供から何もかも得られるわけではない。

・苦い思いにとらわれることなくこれまでの経験や選択と折り合いをつける。

・ケアか義務か。

・子供は、親が朝起きる理由である。

・幸福の実現とは、自分の人生を自分より大きな何かへ結びつけること。

・経験する自己と記憶する自己。

・最も清算的な大人たちは、子供を自分の超自我と見なしている。

・幼い子を残していく死は、哲学的問いにはならない。いつもの生活に、ちょっと多めのパンケーキ。

子育てのパラドックス ― 「親になること」は人生をどう変えるのか

判例時報2416号 グーグルマップ

東京高裁平成30年6月18日決定

グーグルマップの口コミについて人格権に基づく仮の削除請求を却下した原審への抗告を棄却した高裁決定です。受忍すべき部分と判断基準。原決定では一部の記事は削除が認められています。

ジュリスト1538号 懲戒、苦情、市民窓口

「連載 新時代の弁護士倫理 座談会 弁護士懲戒と弁護士自治

本音とヤバイ話が飛び出してる座談会。即独支援、熱心すぎ弁護、会員サポート相談窓口、弁護士の孤立化、苦情と市民窓口、研修義務、弁護士自治のコストと強制加入と反権力、内側の脅威、理事者1年交代の弊害、弁護士のジェンダーギャップ。