弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

角田光代「八日目の蝉」

八日目の蝉 (中公文庫)
web上で読んだ評に惹かれてひとりで映画を観て、それから原作を読んだという珍しいパターン。この作家のことはいつもエッセイがびんぼくさくてイヤだと言い言いしているのだけど(「読んでいつもビンボくさい気持ちになるから読まなきゃいいのにと思うのに読んでしまう、某カード会員誌の女性作家のエッセイ。あるあるって思わせたいんだろといういじましさ、ささやかさ。徹底していつもそうなんだもんなーposted at 16:09:03 2010年10月22日」「JCB会員誌の角田光代のエッセイを読むたびに疑問。どうしてこんなに消費下手な人の地味な内容のを載っけてるんだろう。もっと消費欲が高まってステキな買い物したくなるような(そして買い物した気にまでなれちゃうような)華やかなものが読みたい。posted at 17:39:01 2010年08月20日」)、これはよかったです(結婚式や宴会料理でその飲食店を知った気になってイマイチと思い込んでてもちゃんと訪れたらちゃんと美味しかったときみたいな気持ち。結婚式や宴会料理程度で分かった気になっちゃダメなのねと反省もしつつ、店側にも安い一見の相手だからって手を抜くと客逃がすんじゃないのと言いたい)。
どこがどう良かったかを書こうとすると必要以上にミサンドリーっぽくなりすぎるからヤメ。
「隣の熟年夫婦の夫は終始退屈そうにもぞもぞしてて出口にいた若いカップルの男は「なんか意味不明だったねー」と純真に同意を求めてた。女性側の心中は如何? でも一緒にいる相手としてはこういうたぐいの女の業ごころなどは解しえぬ鈍感男の方が気楽でよいかも。ひとりで来るべきだったのよ。posted at 21:52:11 2011年05月02日」
わかんない男と観るのは相手にとって時間の無駄だから1人で来たらよいのにと思うけど、わかんない男はわかんない男でそういう男は私はよいと思う。これをわかると感じて泣いたりする男の方が、女に母性に変な幻想抱いてないか?と警戒感を抱くし、そういうのナシで本当に分かっちゃう男は一緒に暮らしづらいと思うのです。