弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

金融法務事情1941号 破産事件の概況

札幌地方裁判所における破産事件の運用状況」
同廃としての申立から管財事件に移行させられるいわゆる「格上げ」事件が増えていることについて、「(過払金の存在、自動車ローンの所有権留保についての最判)等も若干は影響しているようにも考えられるが、必ずしも決定的な要因とはいい難く、今後もなおこの種事案の件数の推移等について注目しつつ、その原因を解明し、解消策等を検討する必要があるものと考えられる。」なんて書かれていますが、な〜にカマトトぶってんのって思っちゃいますね。事案の変化、代理人の変化、ルールの変化、判断者の変化、それぞれの要因がありうるでしょうけど、私個人の狭い見聞だけで言わせてもらえば、この10年、同じようなケースを同じように申し立ててきて、おもてむきのルールが変わったわけでもないのに、判断者の内在的ルールが勝手に変わってきているように思います。胸に手を当てて考えてほしい。某組織ってのは、隣の人がどういう風に事件処理してるかってあんまり関知しないもののようだけど、係ごとの格上げ件数の推移を、人事異動ごとに区切って分析してみたらなんかわかったりしないでしょうか。