人間関係が流動的だった学生時代にはわからなかったことですが、私にはこまごまとその人の文句を言いたいような感じを抱くお相手にあえて近づいていくという癖があるようで、そして同じ環境でもう20年くらい生きてくるとその結果として、その接近観察によって、そのお相手のすごさを誰よりわかってるのは私だ!くらいの感情の変容を遂げたりするのです。文句を言いたい気持ちというのはそれだけ興味があることで、そう興味を抱かせるなにものかが自分の中にあるのだと。感想代わりのメモ。
家庭の法と裁判15号 不貞慰謝料
「不貞行為慰謝料に関する裁判例の分析 5・完」
これまでの概要のおさらいも。いわく…
原告は妻が夫の2.3倍。
不貞行為の相手方だけを被告とするものが9割以上。
請求額は、300万円台、500万円台、400万円台の順。
認容額は150~199万円が最多。100~149万円、200~249万円、50~99万円の順。
全体の7割において認容額が請求額の2分の1以下。
配偶者の自白があっても不貞行為の存在を認定できないとした事例が多く存在する。
調査費用は認められない事例が多い。
判例時報2367号 面会交流
名古屋高裁平成29年3月17日決定
前審判で定められた面会交流の禁止を求めた申立について、禁止を認めず母に立ち会わせる期間を1年延長したにとどまる原審判を変更し、面会交流を禁止とした高裁決定です。書きぶりが大胆だなあと読み進めてみると、裁判長が藤山裁判官。なるほど。未成年者は平成18年生。実際の面会時の拒否の態度が明らかで、父の対応の不適切さが認定されています。
判例タイムズ2018年7月号 婚姻費用と請求異議
・「婚姻費用の分担を命じる審判前の義務者による婚姻費用の支払を理由とする同審判に対する請求異議の訴えについて」