2009-01-01から1年間の記事一覧
弁護士になるまで、なってからの経歴を含めて、すごい人だなーとつくづく思います。さぞかし神童だったんだろうなと思うし、鳴かず飛ばず(とご自身が言われるのを一応真に受けるとですが・・・日中、ヒマなあまり喫茶店で漫画読んでたというのは、やっぱり…
これは・・・寓話ですね。うーん、なんか全然わからなかったし、わかるために読み返したいとも思えず、今回はご縁がなかったという感じ。野球というテーマが自分的に超!どうでもいいせいかも。
「3人の子供と幼馴染の夫との平凡ながらも幸せな生活は、夫の裏切りで崩壊した。海外赴任から帰国後、1週間で夫が失踪。子供を抱えて上京し再就職をはたした著者は、キャリアアップのための転職を繰り返し、55歳で思いがけず教授となった。著者の強烈な…
こないだの長距離フライトにそなえて、ゆっくり読めて読み返しに耐えそうな本をいくつか選んだ中の1冊(でもどれも1ページも読まなかった。結局、函館への行き帰りで読むことになったけど。キングオブ秘境駅小幌通過の瞬間だけは小幌駅ホームに大注目)。…
どことなく、姫野カオルコ「ツ・イ・ラ・ク」みたいとおもって、「ツ・イ・ラ・ク」をもいちど読みたくなった。これ自体は特にピンとこず。ポルノとかいって騒ぐほどのもんじゃないよな。
辛淑玉の本ははじめて。この対談すごくよかった。「人権は好きだけど当事者が嫌いな人はいっぱいいる。」という言葉はすごく思い当たるしすごく言い当ててる。 辛「私たちにとって、政治というのは遠いんですよ、すごく。」野中「敵だと思ってるから。」/辛…
ある意味おもしろかったけど、あまりに○○なんじゃないか、この方のいろいろなお役目がこれで務まる程度のものだったのかと思うとさむざむしい、という感想。この系の本としては私の中では、細野祐二「公認会計士vs特捜検察」と同じフォルダ。
やはり「勝間和代を目指さない」に、ほおっと思って読んでしまいました。この人の単著を読むのははじめてかも。内容的には、まあ、そうだよね、という感じ。こんな後ろ向きな気持ちで仕事されてる方とは知らなかった。
ノウハウ本的なタイトルは内容と一致してません。ベテラン弁護士の小咄集。一致しなくても佐伯唱道「なぜ弁護士はウラを即座に見抜けるのか?」これなんかはとてもよかったのですが。一話目からナニコレ状態・・・(個人的感想です)。預金引き上げるぞと怒…
「医療経済論」とテーマが続いた感じで、社会のありかたについていろいろ考えました。子育て世帯の格差は当初所得より再分配後所得の方が拡大してるってすごい(もともと格差で上の方にいる正社員世帯に社会保障が偏っているから、社会保障後にさらに格差が…
経済のかたい本を読むことなんてほとんどないので普通がどうなのかわからないのですが、経済の本にしては変わってるなと思うことがいくつか。目立つところでは、医師−患者の関係性や、社会の中の強者−弱者の関係性で、アルトゥイズム(利他、隣人愛)をひと…
・名古屋高裁平成20年12月25日判決 藁の上からの養子に対する実子からの親子関係不存在確認請求について、権利濫用として棄却した原判決を取り消して、請求を認容した判決です。平成18年最判のあてはめが地裁と高裁で分かれたものです。
友人がはまってると聞いてはじめて読んでみたのですが、最初に読む本としての選択を誤ったみたい。もともと、好きな作家でも、週刊誌連載や複数の媒体に書いたのをまとめただけのエッセイ集なら読まないことにしてるのでした。文章の力に相当自信のある方ら…
人権で世界を変える30の方法作者: ヒューマンライツナウ出版社/メーカー: 合同出版発売日: 2009/06メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 113回この商品を含むブログ (7件) を見るこんなとこで宣伝しても何の効果もないよといいつつ、いちおうのっけてみます…
ここで紹介することはほとんどしてませんが、実は自己啓発本やノウハウ本みたいのもたまに読んでます。だいたい同工異曲でけっきょく根っこはひとつじゃないかと思って、古典に手を出してみました。じっさい思ったとおりでしたが、でも同工異曲といってもこ…
・大阪地裁平成21年3月25日判決 産後の出血性ショックによる死亡ケースで輸液実施の注意義務違反を認めつつ、因果関係は否定し、相当程度の可能性で慰謝料1500万円を認めたものです。 ・東京地裁平成20年11月18日中間判決 離婚前の夫婦が共有…
・東京高裁平成20年12月18日決定 子の監護者指定、引渡の保全処分を却下した原審判を変更し、仮の引渡を認め、監護者仮指定を却下した高裁決定です。父である抗告人のもとで事実上監護されていた3歳男児を母が連れ去ったケース。保育園に無断で入り込…
ひさびさのヤマトヨ。さすがの筆力というかんじで引き込まれ、二晩くらいで一気に読みました。タイトルは運命の女(と書いてひとと読む)とかではなくて(そういう感じの恋心ものなのかとさいしょ疑っていた)、運命に翻弄された男というくらいの意味なんで…
いまいち使い方というか用途、がわからないんですが、twitterをはじめました。
外見が好みという不純な読者にいろいろ難しい話を展開してくれてありがとうという感じで何とかついていきました。
・門野博「刑事裁判ノート 札幌高裁編」 題材がみな聞いたことのある事件なのでよけいに興味深く読みました。I先生が激賞されています。 ・座談会「民事訴訟における当事者・弁護士・裁判官(上)」 一部、飲み屋でするような話しが堂々と展開されてて、ほ…
えんじょいすと…世代のためなのか時代のためなのか、そのネーミングだけで目がすべって読めなくなるようではだめですね。
立法救済への保守層の巻き返し、法案が葬り去られた過程をみると、民法の背後には意思主義・血縁主義とは違うモヤモヤした何かがあり、そのとても肉厚な壁の存在が興味深いです。壁と卵の比喩でいったら、卵になるのは個人の決意ひとつであるいみ簡単なこと…
「座談会・預金者の取引経過開示請求権に係る最高裁判決が金融実務に及ぼす影響」 最判平成21年1月22日は、当時23条照会委員会にいて銀行の回答拒否への申入についてゴチャゴチャ議論などしていたときに出てくれたので印象深いです。この座談会は派生…
濱口浩「ウィトゲンシュタインの火かき棒」 10名の裁判官が同時に経験した出来事の記憶がみな食い違ってたという話しから供述の信用性について。おもしろい話しです! 追記・一日一冊先生のところで詳しく紹介されてます→リンク
前に読んだときは途中で挫折したんです。「IN」後なのでようやく読み通せました。よく、「火宅の人」とごっちゃになるんじゃないかと思いますが、「火宅の人」は妙にかわいくて、狙ってる感こそうまく隠せているものの狙ってるとしか思えないのに対し、「…
文章術には名著も多数あるものの名著は名著なりの難しさがあるので易しいものを、というコンセプトだそうで、たしかにすぐ読めるのでいわゆる名著を読む時間体力のないひとにはよいだろうと思います。
「菊の御紋章と火炎ビン」で言及されていたので。戦国武将版「君主論」というかんじでよかったです。
牢獄に入れられてはじめて、人は真にその国家を知ることになる。国家はその最も高い地位の市民を扱う方法によってではなく、最も低い地位の市民を扱う方法によって判断されるべきである、というネルソンマンデラ氏のことばはこのたぐいの本にはだいたい引用…
講演のネタとしてや、ネタにするための統計を知るためのとっかかりとして非常〜〜につかえるこの本、データをあらたにして新版になってます(平成20年11月刊)。