弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子(ラベンダー法律事務所)の読書日記

Jerome Groopman MD「決められない患者たち」

「誰かをそのまま死なせてやることはとても簡単だが、誰かを救い、生きていると実感させるには努力と決意そしてスタミナがいる」

「自立性」「与益」「無危害」

「信じる者と疑う者」「最大限主義者と最小限主義者」「自然志向と技術志向」

「治療必要数」「有害必要数」

「焦点化幻想」「可用性」「可用性バイアス」

ジャッジメント・ベースト・メディシン」

日ごろは達観したように話していてもまぎわでは避けられない死を受け入れられなかったケース、一時的に呼吸器につなぐだけでまだ長らえたはずなのに積極治療拒否の初志を貫徹してしまったケース、日単位の余命になりつつ肝移植で奇跡的な生還を遂げたケース。

決められない患者たち