弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子(ラベンダー法律事務所)の読書日記

判例タイムズ1194号 医事訴訟@大坂

「医事鑑定大阪高裁ネットワーク発足一年半を振り返って」
以前、大阪の先生から少しお聞きしたことがありますが、大阪では鑑定人選任システムに弁護士(←当該事案の代理人ということではなく)が組み込まれていないのですね?
これを読む限りでも、裁判所と大学病院がじかにネットワークを組んでいて、鑑定人推薦の過程に弁護士は登場しないようです。
ネットワークにより鑑定人サイドの要望を汲み上げ、裁判所と大学病院が相互理解を深めるとありますが、この相互理解の仲間に、医療訴訟を手がける弁護士は入れないのでしょうか。システム構築や運営の適正さもチェックできないのでは…これで良いんでしょうか??