弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子の読書日記

家庭裁判月報第61巻第1号 家事事件概況

平成19年の抗告審での原審判取消率は、甲類9.9%、乙類24.6%とのこと。3年前にもご紹介している数字からは微減ではありますが、家裁の乙類の審判は4分の1がひっくり返るということ、くりかえしくりかえし肝に銘じたいものですし、代理人としては常に念頭において事件にあたるべきことと思います。ちなみに同じ年の控訴審通常訴訟の取消率は約15%です。約15%と約25%、少なくない差だと思いますが、なぜでしょうか? 3年前にも「原審で諦めず抗告してみようと思ってしまいます」「一審の裁判官の顔色を絶対視せず頑張ろうなんて素朴なことを思います(これは別の記事)」などと書いていますが、こうしたことを今はより確信的に考えています。