弁護士ラベンダー読書日記

札幌弁護士会所属・弁護士田端綾子(ラベンダー法律事務所)の読書日記

こころの科学222号 カップルセラピー

こころの科学222号/2022年3月号【特別企画】誰かをケアする人のケア ――支援者支援を考える

カップルセラピーは夫婦を危機から救えるか JMゴットマンの観察研究 別れの四重奏」

カップル間で自分自身を批判してくる相手に対し、傾聴して応えさせるのは非現実的。カップルに傾聴を促す支援者は間違い。

カップルセラピーにおいて怒り反応の抑制は妥当な目標にならない。怒りの抑制を行おうとする支援者側の行為は、単に支援者側が自身の不快を振り払おうとしているだけではないか。

・批判→自己弁護→軽蔑→石像化。別れの四重奏。

・批判。不平とは異なる。質問ではないwhy

・石像化の85%は夫。ただし妻が石像化を示した場合それは夫婦の破局を意味する。

・夫が石像化する前しばしば生理的に緊張が高まっている。生理的な緊張を高めない、静めるための自然な反応→石像化。

・世の男性にとっては、妻が自分に批判的であると言っていられるうちが華。批判的だった妻が無反応になったら、終わりの始まり。