2018-01-01から1年間の記事一覧
・東京高裁平成29年6月30日決定 元夫婦2分の1ずつ共有の不動産(連帯債務の住宅ローンあり)について、離婚後の財産分与の審判申立について、ローン残高とほぼ同額の元妻名義の預金担保があることから、預金と債務を通算して0円と評価して元妻の共有…
最高裁平成30年3月15日判決 ハーグ実施法による返還決定に従わない場合に人身保護申立を棄却した原審を破棄して差し戻した最高裁判決です。
「訴訟による権利回復のための経費と損害として認められる範囲」 弁護士費用の負担におけるone-way rule、two-way rule、no-way rule。意見書等費用、不貞の調査費用。
前に失踪日記本体も読んでいたのだけどここには書いてなかったですね。おもしろくて一気読み。 ちなみに私はずっと機会飲酒の人になりたいと願ってたのですがそれがこのごろ叶いつつあり、何でもないときに家では飲まない日々となってます。カフェインを断っ…
「医者や薬は助けてくれるだけなんだ。自分自身がうつを治すんだ。風の音や花の香り、色、そういった大自然こそうつを治す力で、足で一歩一歩それらのエネルギーを取り込むんだ」
「教誨師」の、「原爆供養塔」の、「死刑の基準 永山裁判が遺したもの」の、堀川惠子さんとくれば間違いはないのですが、どうもちょうど脳が弱っていたタイミングだったし、タイトルや見た感じでは読もうかと思えず、しかし必読という強いプッシュを受けて読…
有能感、自律性、関係性(人とのつながり)。この3つが満たされるときに限り人は内発的動機づけを維持できる。
「大きな器」の存在こそが自分を癒すために必要な力を引き出す。
「地獄も待っているからこそやりがいあり。がんばろう」 根拠のない楽観主義、自己肯定感。 運動と政治は違う。 竹に節があるように人生にも節がある。 内面が変わることで人が動く。
新書だし?あまり突っ走らず万人にわかりやすく書かれている感じ。もっと小難しくわかるかわからないかキワキワの論が読みたいので次はどれを読もうかな。 そして、恐山に来たのはそういうわけだったのね。運命感じます。それがわかったのが本書の収穫。
人間関係が流動的だった学生時代にはわからなかったことですが、私にはこまごまとその人の文句を言いたいような感じを抱くお相手にあえて近づいていくという癖があるようで、そして同じ環境でもう20年くらい生きてくるとその結果として、その接近観察によ…
・民事調停座談会 調停時報100号から30年の民事調停を振り返るという座談会。バブルとバブル崩壊、特定調停、消費者契約、建築、交通事故などなどおもしろい読み物でした。 ・家事調停座談会 同じく30年のふりかえり。 ・90頁←面会交流の制限につい…
「不貞行為慰謝料に関する裁判例の分析 5・完」 これまでの概要のおさらいも。いわく… 原告は妻が夫の2.3倍。 不貞行為の相手方だけを被告とするものが9割以上。 請求額は、300万円台、500万円台、400万円台の順。 認容額は150~199万円…
東京高裁平成29年7月6日判決 父の相続時に子が母から法定相続分を譲り受けた場合、母の相続でその譲受は特別受益にあたるとした高裁判決です(原審維持)。母には固有の遺産はなく、特別受益が遺留分算定の基礎として主張された遺留分減殺請求事件です。…
名古屋高裁平成29年3月17日決定 前審判で定められた面会交流の禁止を求めた申立について、禁止を認めず母に立ち会わせる期間を1年延長したにとどまる原審判を変更し、面会交流を禁止とした高裁決定です。書きぶりが大胆だなあと読み進めてみると、裁判…
・「民法597条に基づく使用貸借契約の終了 ~親族間の不動産の使用貸借契約を念頭に~」 ・最高裁平成29年12月21日決定 ハーグ条約によるこの返還命令が変更された最高裁決定です(原審維持)。
・「婚姻費用の分担を命じる審判前の義務者による婚姻費用の支払を理由とする同審判に対する請求異議の訴えについて」
・民事訴訟法施行20年を迎えて ノンコミットメントルール違反に適切な対応をしてもらえなかったという経験の紹介(12頁) ・大阪高裁平成29年4月28日決定 面会交流の間接強制申立について、15歳の子の協力が不可欠であり子の拒否の意思が強固とし…
「成年後見実務の運用と諸問題」
・「公益通報相談のスキル」 私益とのふりわけ、見極め。証拠集め指示。行政機関への通報の留意点。通報と退職のタイミング。断念であっても満足してくれること。 ・「近時の労働判例の動向と分析」
読まず嫌い?でもないけど射程に入っていつつ読まないでいたのがなんでなのか、もっと早く読めばよかったと思いつつ続けて一気に読みました。 「くどうくどき」「なつひさお」「たなかやすお」が特によかったです。 「たなかやすお」ってあの田中先生のこと…
このごろ本が読めないのは、子どもへの読み聞かせでHPが削られているのかもしれないという気もします。 読み聞かせに関して。 乳幼児期から人並みに読み聞かせをしてきてましたが、小学校入学とともにいいかげん自分で読めということで中断しました。しか…
ここをだいぶほっといてるなと自覚はあったけど1ヶ月以上も更新しないでいたとは! いつもは日付はウソですが、心おぼえとして実際の更新日で更新しておきましょう。 ちょっと前から、読めない期、読んでもアップできない期、読める期の波があり、このごろ…
・不貞行為慰謝料に関する裁判例の分析(4) ・東京高裁平成29年6月28日判決 別居3年の妻からの離婚請求を棄却した原判決を取り消して、離婚を認めた高裁判決です。最近こういうの、非公刊例でも目にしてハア?となったことがありますが、棄却されそ…
・福岡高裁平成29年9月20日決定 親権者母の再婚、再婚相手との養子縁組があり養育費免除or減額が申し立てられた件で、養親らだけでは扶養義務が十分でない場合はその不足分を補うものとして養育費の減額を認めた高裁決定です。原審とは減額幅が違いま…
・東京高裁平成29年11月24日決定 面会交流が子の福祉に反する場合もあることを指摘し、面会交流の実施がかえって子の福祉を害することがないよう、事案における諸般の事情に応じて面会交流を否定したり、その実施要領の策定に必要な配慮をしたりするの…
いつものカスガ節。 家族のグロテスクさ、家庭の中で時間が止まる作用。 視点ができると見えるようになるというだけなのか、それをつとに感じる出来事が続きました。 使命感より好奇心。論理の理解と非論理への共感。場数や人柄。うまい対処法が存在しないと…
ルールとフィーリング。ルールは自由を保障する。などなど、もう少ししたら子どもにも読ませたい一冊。
東京高裁平成29年1月9日決定 裁判離婚後の養育費について、養育費の増額と終期の延長(所属高校の系列大学に進学が確定していると主張して)を求めた前件審判(高校2年時申立→3年時審判)で養育費の増額のみ認められ、その後、大学入学後に、学費の分…
業務妨害に関して衝撃的なことが書いてありました…。 野川忍「近時の労働判例の動向と分析」