単行本
・読書実録。読書と実録、読書の実録、読書は実録 ・たしかとはどういうことか? それはまったくたしかではないそれをたしかと思うことだ。(「カンバセイション・ピース」!) ・原因と結果はワンセット。 ・本当になる前にはっきり解読できているとしても…
・死者はリアル。思い通りになるものがヴァーチャルで思い通りにならないものがリアル ・死体と遺体が失われたときに死者を立ち上げるやり方の一つが葬儀まあこのへんはいつもの発言… ・私(A)が私(A)であるということは、そのように自分の記憶が連続し…
ロボット好き男子といっしょに単に、画集として眺めていたのを、ようやく通読。 背後にはもはや、安全な日常生活なんかなく、戻るべき正常なゾーンもなく、出る道は前進しかない。(エレクトリック・ステイト) わたしたちのやってることは文明的じゃない、…
全面書き直し!の第3版。第2版の帯の背「超実践的アドバイス集(ちょっと毒入り)」が、第3版では「口は悪いが役に立つ超実践的アドバイス集」となってて、そのとおり第3版は毒ひかえめに感じます。口調がですますになった以上のやさしさ感。春日先生ま…
森瑤子に半年の?カウンセリングをされた方(「叫ぶ私」「夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場」参照のこと)。
終末ものってことで、20年以上ぶりの再読。わあこの語り口、無理、と最初は思ったけど慣れればなんとか…。それにしても、若い…
あとがきにもあるように、これは小論文集…おかたい教科書です。 持ち合わせる知見のみに頼らず、勉強、鍛錬、準備、そしてその時々で最善の戦いを。「徳」と「覚悟」とともに。
・人が不倫のなかに発見する最も魅惑的なものは、新しい相手ではなく、新しい自分自身である ・お互いが関係をよくしようと思い、口に出した瞬間から2人はよい方向に転がり出す。その先にあるのは「互いに生きているだけで喜びを与えあえる」という人生の大…
・結婚は判断力の欠如、離婚は忍耐力の欠如、再婚は記憶力の欠如
精神的な強靱さはそれ自体、本来的には不健康であって、かつ、そのようになった背景には痛ましい体験や環境が、必ず、ある、しかもその来歴を自分が強靱な精神でもって自分に隠しているので、自覚ないまま生きている、精神的に強靱である本人は、その強靱さ…
さかのぼると私が宮尾登美子読んでたの14年前。14年前…。梯久美子「狂うひと 『死の棘』の妻・島尾ミホ」みたいな発見や掘り下げまでは期待できないのですが、宮尾ワールドのファンとしては楽しく読めました。
庄野潤三を読んでるときのようなトリップ感。 この世にすべては並行して進行し存在するのだと、思います。
週刊新潮の連載小説で、ああいうのが叙述トリックというのかな、急にSFっぽくなった感じもうまいなあと思ったので新刊を読んでみました。想が発するままに流れゆく、こだわりオジサンのごにゃごにゃ語り、ちょっと保坂っぽいんじゃないでしょうか。ネコも…
お勉強として、何日もかけて線引きながらゴリゴリ読みました。いままで読んできた助走(←ここにはほとんど書いてませんけど)があったからか、これだけの分厚さの本書ならではか、これまで以上にこの問題についてわかった感あり。何のことやらまったく理解で…
何十年ぶりに再読、のはずがいまいちおぼえてなくて新鮮に、とんでもない行動をドライな文章で。かっこいい!
だいぶ前に読んでたのに書くの忘れてた。 冒頭の「商人と錬金術師の門」が一番かなあ。以下の抜き書きも、そこからばかり。 ・悔悛と償いが過去を消し去る。未来もまた同じ ・行動の結果を引き受けて生きなければならない ・偶然も故意も、一枚のつづれ織り…
・必要なのは不死身の身体ではなく、自分を支える技術と、弱さを媒介とした応援団とのつながり。・「性格的な弱さから嗜癖問題に逃避したどうしようもない自分」という物語を、「自分には逆境を跳ね返す力があり、嗜癖問題からの回復という責任を果たそうと…
病むときには病むが良き候 自分一人で行う敗者復活戦
つねに不確定に時間が流れているなかで、誰かと出会ってしまうことの意味、そのおそろしさ、もちろん、そこから逃げることも出来る。なぜ、逃げないのか、そのなかで何を得てしまうのか 分岐ルートのいずれかを選ぶとは、一本の道を選ぶことではなく、新しく…
・正しいことをすることは最善のことである。誤りを犯すことは、それでも次善のことで悪くない。最悪のことは何もしないことである。 ・言うのは自由、するしないは相手の自由
テレビがもとの本というのは、一直線なことが多いような気がします。一直線でない止揚を感じるといったらたとえば「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」
さまよい・逃避・孤立する夫と、憤り・積極的・活動的な妻。
ズーとは、動物性愛者。 なにそれありえない、という第一印象が…読むと、なるほど?!となってしまうすごい本です。 動物性愛は病気かセクシュアリティか。 支配と関係性、パートナーどうしのパーソナリティの理解、欲望と自制、などなど。 恐怖や悲しみが人…
このくらいの語り口、難解さ(設定こみいってる!)が好き。だれの子でもない、私の子というあたりは「先をゆくもの達」につながる。「レームダック」は「オーバーロード」を再読してからにしたくてまだ読めていない。
意地を張る美学で泣かせるみたいなのは好みではない。
honz.jp